周りの人々に認められ、引き立てられたり、または好かれたりと、どんな人でも、そのような状況は心地いいものだと思います。
この社会で生きていくうえで、他人との関わりをスムーズに行えることは、悩みのほとんどが解決すると言えるでしょう。
会社の人間関係、好きなあの人との距離、家族関係、恋人関係・・・一人で生きていくことがほとんど不可能なこの世の中で、どのようにすれば、自身が望む成功を手に入れることができるのでしょうか?
周りの人から認められる人は「感謝」ができる人
会社でいいますと、部下、取引先、お客様に感謝できる人は、周りから好かれます。ふだんから、ねぎらいの言葉をかけてもらったり、感謝された人たちは、何かあったら「この人のために頑張ろう」「恩を返そう」という気持ちになるでしょう。なので、上手に感謝できる人は、自然と周りから慕われるようになります。
逆に、感謝が足りない人は、みすみす運を逃してしまているといえます。
感謝できない人は、まわりの人の親切や気配りが見えません。してもらったことに気付かないか、すぐに忘れてしまうからです。
ちょっとした親切を忘れず、折に触れて感謝することができたら、きっと、相手も、もっと応援してあげたいという気持ちになるはずです。
それなのに、自ら感謝・親切の気持ちを切り捨ててしまうのですから、もったいない話ではないでしょうか?
先輩後輩の例え
ある先輩のところに、社会人になったばかりの後輩二人が訪ねてきました。気前のいい先輩は、就職祝いとして二人に同じ万年筆をプレゼントします。一人は、翌日にお礼の手紙を出し、その後も先輩と会うたびに、万年筆を見せて「大事に使っています」と感謝の言葉を伝えます。 もう一人は、万年筆をもらったその日にお礼を言っただけで終わっていたとしたらどうでしょう。
そして、ちょうどその時、先ほどの先輩が仕事の知り合いから「あなたのまわりで、どなたか優秀な方をご紹介いただけませんか?」と言われたら、間違いなくお礼状を書いた後輩を推薦するのではないでしょうか?
そうやって、恩を忘れない人の評価は上がっていきます。
能力に自信が無くても感謝するだけで成功できる
「受けた恩を忘れない」というだけで、ある程度の成功はできます。
また、感謝することは、どんな能力の持ち主でも、だれでもできることなのだから、どれほどやっても損はありません。
逆に、能力があっても成功できない人は、もしかすると普段から感謝ができていなかったり、周りの人への配慮が足りないのかもしれません。
事業をやっていく過程で、いろいろな人の力を借りているはずなのに、その恩を忘れてしまった可能性があるのです。
あなたは、日頃 どれくらい周りに感謝を表現していますか?
「ありがとう」という言葉を、一日何回くらい発していますか?
あなたの「ありがとう」が多ければ多いほど、あなたに好意を持ってくれる人も増えます。
もてる会話術にも応用
多くの人に感謝を伝えることは、異性間においても好感度を上げる一つの方法といえます。
異性から褒められたとき、あなたはどう返しますか?
「いえ、そんなことないですよ」だとか、「そうですか~」なんて、謙遜したり恥ずかしがったりしていませんか?
自身を謙遜することは、決して悪いことではありません。ただ、謙遜しすぎると、
「なんだか自信がなさそうに見える」とか、「会話がスムーズで楽しくない」と思われます。
過度の謙遜は、単純に相手の意見・感想を全否定することにつながります。
そして、能力をほめているのに、なんだか自信なさそうに見えてしまい、結果、能力が低い人というイメージをもたれてしまいます。
こう言えば、好感度が上がる!
どうやれば、好感度が上がるのでしょうか?
それは、 「感謝」+「肯定」+「努力」 という形で返すことです。
例えば、何か褒められたときは
「ありがとう」
+「最近よく言われるようになったんだよね、うれしい」
+「ただ、自分自信では、まだまだかなと思っているし、もっと良くしたいと思っているから、もっと頑張ろうと思っているんだ」
という感じです。
まずは、「感謝」を伝えること。
そして、相手の意見を受け入れ「肯定」してあげること。
この時に、自分の気持ちも相手に伝わります。
最後に、これからの「努力」を言います。
そうすることで、「肯定」したことが、いやらしくなりすぎず、又、謙遜もしていないので、自信なさげにも見えず、むしろ意識が高い素晴らしい人と思われます。
褒めてくれた人も、なんだか認めてもらった気がして心地よいですし、好感度が高まります。
まとめ
自分の口で、「感謝」を伝えることはとても重要です。
日々、言う癖をつけていくことで、自然と出てくるようになります。
最初は、ぎこちなくても、必ずうまくなっていきます。
日々成長していく自分を楽しみながら、続けていきましょう。