「陰口」ではなく「陰褒め」をしましょう!
相手を褒めて、嬉しそうにしてくれると、自分も気持ちが温かくなります。
褒められた人も、うれしい気持ちになります。
褒めるというのは、相手を承認し、感謝の気持ちを伝えることにもなります。
なので、「褒める」という行動はぜひともやって頂きたい行動の一つです。
時には、素直に褒められたことを受け取ってくれなかったり、逆に、信用してくれなかったりと、反応は様々なこともあります。
そんなときは、「陰口」ならぬ「陰褒め」が効果的です。
周囲の人を巻き込むことで、みんなが幸せな気持ちになれるからです。
本人がいないところで褒める
自分のことを褒められて、うれしく思わない人はいないでしょう。
私たちの心理には、褒めてくれた人に対して、同じように温かい気持ちを抱く、という法則があります。
だから、人を褒めることによって、相手を幸せにするだけではなく、相手にもこちらを好きになってもらいやすくなります。
そして、上手に人を褒められるようになると、自分も楽しくなってきます。なぜなら、褒めるために、相手のすばらしい所に、自然と目が行くようになるし、心から素敵だなと思うようになるからです。
実は、人を褒めるときは、目の前で褒めるよりも本人がいないところで褒めた方が何倍も効果的なのです。
例えば、直属の上司である課長から、「この資料良くできているね」と褒められたらうれしいですよね?
では、その課長の上司である部長から「ずいぶん頑張っているみたいだね。いつも課長が君のことを褒めているよ」と言われたらどうでしょう。
きっと、課長から直接褒められるより、ずっと感動するのではないでしょうか?
課長に対する印象も、「ちゃんと見ていてくれたんだ」というポジティブな印象を持つことになるし、尊敬度もアップすることでしょう。
他の人を通じて誰かを褒める
こうした気持ちになるのは、人伝いに聞いた方が、その話に信憑性を感じるからです。
人は、思ってもないのに、わざわざ陰で誰かを褒めたりしません。
しかし、本人の前で直接褒める場合、多少のリップサービスも加えて大げさに褒めがちです。
だから、褒められても「お世辞かも」と感じてしまうことがあるのです。
さらには、本人がいない場所で、少しの改善点などを言っていることが伝わった場合、「このあいだ直接褒めてくれたのは、すべてうそだったのでは?」「あの人は、裏表がある人なんだ」と、必要以上に悪い印象をもたれる可能性があります。
直接褒めたことが、かえって裏目に拡大解釈されてしまう場合があります。
もちろん、目の前で褒めてはいけないということではありません。
でも、時には、ほかの人を通じて誰かを褒めてみましょう。
「あの人、いつも早く来て、みんなの為に準備してくれているんです」
「あの人、目立たないけどすごく誠実で、隠れファンが多いんですよ」
「陰口」ではなく「陰褒め」をする
こういった「間接褒め」のいいところは、褒めた人と褒められた人だけに限らず、周囲も巻き込んで、幸せを広げることです。
褒め言葉を口にしたあなたも、伝えている途中の人々も、耳にした本人も、みんながいい気持ちのいなります。
そんな場を作れる人に、運は巡ってくるのです。
あなたも、「陰口」ならぬ「陰褒め」をやってみましょう。