いくら蛇口を閉めても、シャワーや水道口から水がぽたぽたと溢れてしまう。
下に桶を一晩置いてみると、500mlくらい水が溜まっている。
このような症状が出ている場合、パッキン摩耗の可能性があります。
今回は、カクダイ 2ハンドルシャワー混合栓 (1398S)を参考に、対処方法をお伝えします。
水栓の構造
まず、水栓の構造を理解しておきます。
下記図を見て、構造を理解しておきましょう。
準備するもの
ピンセット(水栓の中からケレップと摘み取る用)
ゴムパッキン呼13用(直径のこと)
ゴム付きケレップ(本来、ゴムパッキンだけでよいとは思いますが、今回一応ケレップを準備しました。
そのほか
レンチ・プラス・マイナスドライバー
今回、対処する 2ハンドルシャワー混合栓です。
交換に際して注意点
まず、大前提として、建物のおおもとの水栓を占めます。
一軒家であれば、お庭などに水量計があり、水量計本体 もしくは 近くに水栓バルブがありますので、きちんと閉めておきます。
マンションなども、玄関外側などに水栓が格納されている扉がありますので、閉めておきます。
交換の手順
まず、蛇口ハンドルをはずします。
マイナスドライバーにて、インデックスを外します。
注意点・・・このとき、インデックスがコロッと下に落ちて、排水溝に入ってしまわないよう、排水溝に注意しておきます。
インデックスがはずれたら、プラスドライバーでハンドルビスを回します。
ハンドルビス 蛇口ハンドルがとれました。
次に、レンチを使ってキャップナットを外していきます。
キャップナットが外れました。
三角パッキン 座金 を外すと、スピンドルが見えます
スピンドル をレンチでつかんで回します
スピンドルが取れました。
スピンドルを外すと、コマパッキン(ケレップ) が見えますね。
コマパッキン(ケレップ)をピンセットを使って取り出します。
コマパッキン(ケレップ) を取り出します。
バネが付いているタイプですね。
取り出した、コマパッキン(ケレップ)です。
先端にずれ防止のハネがついています。
黒いゴム部分(パッキン)は、触るとボロボロです。何千回、何万回とひねられて劣化しています。
水圧に耐えられず、水がしみ出ていたために、蛇口ハンドルをいくら閉めても水がポタポタと、落ちてきていました。
新しいコマパッキン(ケレップ)と交換します。
次は、外した順番と逆順ではめていきます。
キャップナットを閉める際は、三角パッキンの状態にも注意をしておく必要があります。
もし劣化しているようであれば、交換が必要ですし、そうでなくても、一応防水テープを巻いておくことをおすすめします。
蛇口ハンドルを取り付ける際の注意点としては、
蛇口ハンドル部を少し持ち上げながら、上からハンドルビスを閉めていきます。
取り出した、老朽化したコマパッキン(ケレップ)ですが、ゴム以外は何も悪いところはないので、買っていたゴムパッキンと付け替えをして、いつか再利用しようかと思います。
最後に
水栓部分の、部品交換が終わりましたので、最後に大元の水栓を開いて、
水流の状況を確認して完了です。
きちんと水が止まるか、異音はないか、何回か開け閉めして水漏れがないか などをチェックします。
また、キャップナットを一度外していますので、その部分も水漏れがないかどうかの確認が必要です。
以上、長々とご覧いただきましたが、
個人宅の素人作業ですので、あくまでご参考としてごらんください。