ライバルとの摩擦関係は、自分の可能性を広げ、成長へとつながっていきます。
自分一人だと、ペースがわからないことも、周りの人や世界があるおかげで、進むべき方向や、スピードがわかります。
自分のことがわかるということは、成長への助けとなります。
今回は、ライバルと成長について記述します。
人間的な成長とは
●人間の成長とは、過去の自分より、経験・知識・技量が増え、行動・考え方の成果や効率が上がることを言います。
●毎日、すべての人に24時間という時間が与えられます。
今という瞬間は一瞬で過ぎ去り、刻々と過去を刻み、未来へと進んでいきます。
●毎日、気を付けて生活をしていると、何か一つでも成長できていることが実感できるのではないでしょうか?
●日々の違う気候を感じ、景色の違いに心打たれ、人々との触れ合いや、インターネット上の情報集積をする。
●経済指標とは違い、生きている者すべてが、日々少しずつ成長しています。生き物のマイナス成長は絶対にありません。
●見たもの、感じたもの、触れたもの。 五感で感じるすべての経験が積み重なって今があり、未来へつながるのです。
箇条書きで書きましたが、生き物のマイナス成長はないと思います。
例え、肉体が老いていこうとも、経験や知識・周りの環境は絶えず変化し、自分や周りの知識・経験へとつながるからです。
マイナスにはならないと考えられれば、日々どんなことが起きるのか・どんな問題が発生するのか・どうやって改善するのか・どのような考え方が良いのか・・・少しワクワクします。
何かしら、経験・成長が、毎日あると考えられれば、一日の終わりが楽しみになるかも知れません。今日は何を得ることができたのか、どんなことが発見できたのか。
夜、寝る前に考えてみませんか?
ライバルがいるから切磋琢磨できる
世の中では、将棋でいうと「竜王」や「名人」。スポーツでいうと、「金メダル」「一等」「横綱」。そのほか「優勝」「準優勝」なども。
なにが言いたいかというと、何事も一番の人・ものが世の中で注目をされる中、実は上位の何十人かは、ほとんど力に差が無いことが多いです。
どのような、勝負事でも、決着がつくぎりぎりまで、その勝敗はわからない場合が多いです。
このような、実力が拮抗した人がたくさんいるからこそ、お互いに切磋琢磨してより高みに上ることができているのだと思います。なので、上位の能力持ち主は、拮抗しながら何人も存在しているのです。
ビジネスでも同様で、自分一人だけ頑張っていたら、どんどん上に行けるかというとそういうことはありません。
いいライバルたちがいなければ、大きな成功をつかみに行くことは難しいのです。
誰かが隣で走っていれば、「あの人がいけるところまでは、自分も頑張ろう」と、結果的に長い距離を走ることもあります。
しかし、自分一人で走っていると、「このあたりで充分だろう」と、割合すこしレベルの低い所で自分にOKを出してしまいます。
隣で走っている人は気になるし、いなければいいのにと思うことがあるかもしれません。しかし、その人こそ、あなたに幸運をもたらす存在なのです。
力が拮抗し、気を抜くと負けてしまいそうな人ほど、一緒にいて関係性を維持するべきです。
本当のライバルとは
本当のライバルとは、決して足を引っ張り合うような関係ではなく、かといってダメなのを慰め合って終わる関係でもありません。
お互いの摩擦によって新しい可能性を発芽させ、一緒になって成長していける間柄です。
自分よりちょっと上をライバルにする
誰をライバルにするかは、とても大切なところです。
何事につけ、「自分よりちょっと上だな」と思えるくらいに実力のあるライバルがいたら幸運です。
そういう人となら、お互いに勝ったり負けたりしながら、そろって上に行けるでしょう。
人間ですから、ライバルに負けて自尊心が傷つくこともあります。しかし、それもまたいいことです。
いつも自分が勝てる弱い人ばかりを相手にしていたら、なかなかあなたのステージはアップしません。
あなたの運気を上げてくれる存在は、「ちょっと上」にいると気にかけておきましょう。
最後に競争がきらいな人に
競争よりも、人との気持ちの共感で経験と知識を共有し、成長をしていく方がいいと思っている人がいるのも事実です。
又、競争よりも とにかく目立ち すごいといわれるくらい圧倒的な存在感を身にまといたい人たちもいます。
共感性・競争性・希少性 とこの三つは、人々をおおきく3つに分ける大原則です。
共感性・・・知識・感情の共有にて成長
競争性・・・前述したライバル関係を築き、競争で成長
希少性・・・圧倒的な存在感と希少性の立場を求め続けることで成長
人は、この3つのどれかにあてはまります。
なので、今回説明したライバルも
共感性・・・日々の自分・過去の自分をライバルとする
競争性・・・すこし上の人をライバルとする
希少性・・・世間・世界をライバルとする
このようなそれぞれのアプローチで、各個人のライバルを設定し、成長を積み重ねていけるよう、意識していきましょう。