スロートレーニングは、アメリカで開発されたトレーニング方法で、ケン・ハッチンスという人が考えた方法です。
普通に行われているウェイトトレーニングと比較してみても、かなりゆっくりなペースで行うトレーニング方法ですから、安全で、より効果的に筋肉を鍛えることが出来るという方法です。
スロートレーニング方法
軽めの負荷をかけて、その負荷のまま5秒から10秒を目安に動作を行い、なれてきたら、少しずつ負荷をお増やしていくという流れです。
なぜスロートレーニングなのか
はじめから重たい負荷で筋トレを行うことは、かならずしも筋肉に効果があるわけではありません。
自分自身の筋肉の動作を体感し、どのような動きの時に、どこの筋肉を使っているのかを知らなければ、効果的に鍛えることができないのです。
スロートレーニングであれば、ゆっくりと動作を行うため、自分自身の筋肉の事がよくわかるのです。
このように、自身の筋肉を意識して、使っていく事を、マインドマッスルコネクションと言います。
例えば、鍛えている男性が、大胸筋(胸の筋肉)をピクピク動かせるようなことです。
筋肉があるから動かせるのではなく、脳と筋肉がしっかりコネクションしているからこそ動かすことができるのです。
メリット
スロートレーニングは、従来のトレーニング方法と比べて、とても安全でゆっくりした動きをして行いますので、ケガやトラブルにつながりにくいというメリットがあります。
他にも、正しい姿勢を維持して、しっかり筋肉を意識して行うことで、動作あたりの筋肉に与える刺激がとても効率が良いです。
むやみやたらと重たい重量・負荷をあたえると、体全体の勢いで持ち上げたりして、効かせたい筋肉にまともに刺激が入りません。
まずは、スロートレーニングで、自身の筋肉の位置と、正しいフォームを習得することが、効果的なトレーニングへの近道です。
目立たないけど基本中の基本である
重いものを持ち上げる。 ダイナミックな動きが見た目にもトレーニングをしていそう。 スポーツ選手のように、アグレッシブにトレーニングしたい。
トレーニングに抱く様々なイメージがあると思いますが、スロートレーニングをはじめとした、良い姿勢・しっかり効かせる動作は、見た目に地味ですが、とっても重要な事です。
世のスポーツ選手や、一流アスリートの方々は、必ず行っている動作です。
基本がしっかりしていないと、何をやっても成果にむずびつかないのです。
スロートレーニングと同様なもの
高齢者や、ケガをした人が行うリハビリも、スロートレーニングの一環です。
安全に、正しく、効果的に行うことができるため、とても注目されているトレーニングと言えます。