よく飲み会や、雑談の中で 過去をふりかえり 「やっておけばよかった~」なんて言うことありますよね。
人それぞれで、過去は振り返らず、「これからどうしていこう」とか未来の話題のほうが好きな方もいらっしゃいます。
個人的に、あまり過去は振り返らないタイプで特に気にすることもなかったのですが、今回あえて、過去を振り返り、今後につなげていけるよう反省してみようと思います。
- 30代までは、「運」だった!?
- 「運」が悪いとはどういうこと?
- 「運」ではなく「価値」に視点を置く
- 「価値」に視点を置くとは?
- 少しの気づきと 少しの努力
- 以前記事にした三日坊主のお話
- 30代のサラリーマン
- 千里の道も一歩から
30代までは、「運」だった!?
大学卒業後、1年間アルバイトをし、サラリーマンとなります。新しい分野の業界で、毎年売上純増部署でありました。入社して10数年経過し、1拠点の長のポジションまで頂きました。ずいぶん周りの方々に助けていただき、感謝しています。自分の努力よりも、「運」がよかったのだと思います。
時期も、仕事の獲得も、業界も 関わる人すべてが初めての事だらけだったので、みんなで一緒に成長できたから「運」がよかったのだと。
そう思える理由として、例えば今入社してくる新人。自分が入社した時は、仕事を1からみんなで作っていたことも、今はおおむね成熟していることから、ある程度出来上がったものを覚えていく必要があり、まわりに追い付くことをメインに考えて仕事をしないといけません。
転職入社組もそうです。年下の人間の方がスキル・知識が高いことから、まずはみんなに追いつくことがメインの仕事となります。
なので、自分は今まで「運」がよかったのだなと感じています。
ただ、これからは「運」だけではどうしようもない時期に入ってきたなと感じています。
業界も成熟してきており、取り扱う商品や同業者も増え、みんなと同じスピードで仕事をしていては、より高みに進むこと・一歩抜きんでることが難しくなってきていると感じています。ハードルが毎年上がってきています。
今までは「運」がよかった。これからは実力の時期だと自分自身に言い聞かせています。
「運」が悪いとはどういうこと?
仕事の能力とは、先ほど書いたように、みんなに追いつくためのやり方ではいつまでも追いつくことはできません。なぜなら、みんなも同じ速度で成長しているからです。ある程度時間をかければ、より近いレベルまで到達できるでしょう。しかし、より高みに進むこと・一歩抜きんでることを考えて実行しなければ、いつまでも他人との位置関係は変わりません。
このような視点は事実なのですが、そう考えてしまうと、モチベーションも上がりませんし、だんだんと自身の能力を疑い・周りの環境をも疑って、嫌になってきます。
この業界は良くない とか 自分は「運」が悪いところにきてしまった 等々。
「運」が悪いという発想が生まれ、自身に言い聞かせていく流れになってしまします。モチベーションも下がり、マイナス思考・ネガティブ発言へとつながり、周りとの人間関係・環境にも悪影響が出てきます。嫌ですよね、ネガティブタイプの人とつきあう事って。
でも、事実を認識しただけでネガティブになるのであれば、ほとんどの人間がネガティブ人間になっているはずですが、現実はそうではありません。ネガティブではない人は、ものすごいスキルの持ち主なのでしょうか?人一倍努力をし、結果を出した人だけなのでしょうか?また、新しい業界や仕事以外では、「運」がないのか・どうしようもないのでしょうか?
ここは考え方を変えて、「運」を良くしていかなくてはなりません。
「運」ではなく「価値」に視点を置く
自分がいる環境・社内の人間関係・自分以外の他人の行動 等々、自分自身と関係する物事を考えるとき、人は何かと比較します。
比較対象は、常に自分と誰か・自分と何か となり、大きなことから小さなことまで何でも気になっていきます。これにより、自分の力ではどうしようもない事柄まで、引き合いに出していき、思い通りにならないことが明確になっていきます。そうすると、結果的に「運」が悪いと考えがちになるのです。
そもそも、自分の力ではどうしようもない事柄なんて、考えても無意味です。だって、どうしようもないのですから。
ここで、考え方を変えて物事を見ることをオススメします。
「価値」に視点を置くのです。
「価値」に視点を置くとは?
最初に言いますと、「価値」に視点を置くと「運」が良くなります。なので、「価値」に視点を置くことをオススメしているのですが、なぜこのようになるのか。
「価値」に視点を置くと、自分の周りの全ての物の見方が変わり、気が付く点が増えます。何に気が付くかというと、無駄なものですね。
例えば
①タバコ・・・1本約5分を、1日20本だと約1時間30分。1週間で約10時間。1か月で約45時間。約45時間も時間を費やしています。1箱¥500を1日1箱、1か月で¥15,000。1年で¥180,000 お金を消費します。
②ネットサーフィン・・・毎日何かしら、ニュースや話題・動画をチェックしている時間って、みなさんどれくらいですか?昨日、だらだらとネーットサーフィンした時の内容って、何か覚えていますか?仮に1日1時間見ると、年間365時間消費します。
③飲み会・・・仕事上の接待を行うのは、売上拡大や顧客拡大に必要な事です。ここでいう飲み会とは、目的が無い飲み会のことです。最低でも、2時間と会費¥5,000~¥10,000くらい消費します。
④学生時代の必要以上のバイト・・・あれだけやってきたバイトで稼いだお金。タバコと飲み会に消えていきました。
⑤社会人でのつきあい残業・・・100%残業代が出る時代ではなかったので、ただただ時間を費やしました。
と、数点あげました。個人的なものですが、みなさんも共通する点があるのではないでしょうか?
これらの行為が、何か価値を生み出しましたか?かけた費用以上の価値が生まれましたか?
「価値」に視点を置いて過去を振り返ると、これらの行為は、「わざわざ時間を割かなくても良かった」と思います。
では反対に、
①筋トレ・・・毎日5分でも、10回でも継続すれば今とは違う体つきだったと思う。
②投資信託・・・毎月コツコツと積立を行っていけば、少ないリスクで貯金より効率的な資産増加が行えた。
③小説ではなくビジネス書を読む・・・年間100冊ペースで小説を読んでいたが、少しの雑学にはなったが、より具体的な手法を覚えることができた。
④ネットの勉強・・・ネットを利用するのではなく、その成り立ちや、運用を勉強しておけば、今現在のネット社会をより広く活用できた。
今現在、継続して行っていってます。だからこそ思います。これは価値があると。
そして、「もっと早くからやっておけばよかった」と思います。
少しの気づきと 少しの努力
上記に挙げた例より、「やらなくてもよかった」「やっていればよかった」という2つの観点ができました。結果、思えることは「時は金なり」です。
タバコ・ネット・飲み会・残業・・・・どれも、楽しいとか、暇をつぶすとか、気を遣いたくないとか、なんだか本能の指示に従って気分で決めている感じがします。
筋トレ・投資・ビジネス書・勉強・・・どれも、キツそうとか、時間がないとか、だれもやってないからとか、これも本能の指示で、やらなかった事だと思います。
やらなくていいことばかり継続して今に至り、やっておけばよかったことは何一つ実現していない。
本能に従って、目的なく生きていくと、どうでもいいことをマジメのコツコツ行って、自分の性格・習慣になっていくのです。もともと継続する力が自分にあるのに、「価値」に気付けず、目的も考えてこなかったので、今という結果があります。
以前記事にした三日坊主のお話
以前、「三日坊主」について記事にしたのですが、今回の記事と似ている点があります。
それに、「価値」に気付いて、より「価値」を生み出すことを意識していれば、毎日少しの努力で、明るい未来・素敵な自分を手に入れられます。
自分を認めることができ、より高みに成長していこうと思えるし、その自信もついてくる。日々、ポジティブに生活ができて、明るい性格にもなっていきます。
なにより、比較対象が他人や、周りの環境ではなく、「昔の自分」になっていくのです。
昨日より、先月より、去年より、 日々積み重ねたことが自分を成長させていく実感は、だれにも味わえない感覚ですし、自分だけの経験と能力が身についていきます。
どんなに辛いことでも、知識と経験と力がつき、それが自分の「価値」だと知っていれば、どんなことも乗り越えていけます。言い換えれば、どんな事柄も自分の価値向上ととらえられて、自然とこのように思えます。
自分は「運」がいいのだと。
30代のサラリーマン
今現在、社会人として脂がのって、仕事が自分なりに行えて、楽しさも味わえている方々が多い 30代のサラリーマンの方々。
これから、年を重ねるにつれて、家族ができたり、より重要な仕事を任されたりしていきますが、同年代のみんなが部長や社長へなれるわけではありません。当然、誰かがあがり、誰かがさがるのです。今までのような勝手な「運」任せの人生ではなく、自分で作り上げる「運」を手に入れて、より高みへと成長していけるよう、又自分自身へのエールとして、今回の記事とします。
千里の道も一歩から
どんなユーチューバーも、1つの動画・1つのアクセスから始まった。
どんな有名ブロガーも、1つの記事・1つのアクセスから始まりました。
まだまだ人生これからです。
小さなことでも価値を見直して、少しの努力を継続していきましょう。
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