人の喜ぶ顔を見るのは、うれしいものです。
でも逆の場合、謙遜したり、遠慮したりしてしまう時があります。
人を喜ばせようとする気持ち。純粋なこの気持ちを人にあげて、又素直に受け取ることで、みんなの運が開けてきます。
コツコツ運を上げていきましょう!
なぜ相手を喜ばせたくなるのか
子どものころに戻ったつもりで想像してみましょう。
お父さん、もしくはお母さんが「あ~肩がこった~」と言いました。つらそうに、首を回しています。
あなたならどうしますか?
たぶん、「大丈夫?」とそばに駆け寄り、肩をトントン叩いてあげるのではないでしょうか?
今考えてみれば、小さな子どもの肩たたきは、たぶん的を外したり、加減があいまいだったり、それほど効果はなかったかもしれません。それでも、「気持ちいいね~、ありがとう!」と、笑顔を見せてくれたと思います。
子ども心に、その笑顔がみたいから、小さな手で一生懸命肩たたきをしたのではないかと思います。
ここに私たちの原点があるのではないでしょうか?
素直に喜ぶことの大切さ
人は、誰かを喜ばせることに、自分の喜びを感じるようにできています。
さっきの思い出から考えると、誰かが自分の為に何かをしてくれた時、一番大事なのは、素直に喜ぶことだとわかります。
「いいよ肩なんかたたかなくて。それより勉強しなさい」と言われたら、どんなにガッカリしたことでしょう。
子ども心としても、本当は笑顔が見たかった純粋な気持ちから、せっかく肩をたたいてあげようと思ったのに、という残念な気持ちが生まれ、次第に、純粋な気持ちを引っ込めていくかもしれません。
①笑顔が見たいのに、どうせ肩たたきさせてくれないんでしょ?と。
②どうせ、自分の気持ちなんかわかってくれないんでしょ?
③せっかくしてあげようと思ったのに。なんだか悲しい。損した気分。
本来の純粋な「笑顔が見たい」気持ちから、「損か得か」という気持ちが芽生えていきます。そうして、自分の純粋な気持ちにも気が付けなくなり、損得感情が表に出てきて、それが性格となっていきます。人を喜ばせることに、素直に動けなくなります。
なので、素直に喜びも表すことが苦手になってきます。
「うれしい」の言葉こそ相手も一番「うれしい」
喜んでもらおうと思って頑張ったのに、うまくいかなかったとき、人はとても悲し気持ちになります。ときに、それが怒りの元となってしまいます。
とある会社の営業所長の誕生日が近いと知った従業員たちが、サプライズを計画しました。当日、何も知らずに出社した所長のところに、従業員たちがプレゼントやケーキを運んできました。
ところが、所長の反応は意外なのもでした。
「ダメだよ、そんなことをしたら。就業時間中なんだから困るよ」と。
所長の反応を楽しみにしていた従業員たちは、がっかりしました。
所長の真面目さや、気恥ずかしさはwからないではありません。でも、ここは思いっきり喜んでみせることで、会社全体が楽しい空気になったはずです。
あなたが、誰かからプレゼントをもらった時は「え!いいのに、こんな高価な物」
ではなく、開口一番「うれしい!」というようにしましょう。
もし、誰かから褒めてもらったのなら「いえ、そんなことはないですよ」ではなく、「うれしい!」と言ってください。
その反応が一番、相手もうれしいのです。